jcca: 2008年7月アーカイブ

去る6月、昨年より申請していた協会任用資格「ケア・カウンセラー」の登録審査が無事通過した旨、特許庁より通知がありました。早速所定の手続きを行い、商標登録法により、ケア・カウンセラーの名称が権利として協会に認められました。この登録により、協会はケア・カウンセラーの名称の独占を国により保証され、他の団体・個人が「事業としてケア・カウンセラーを使用した場合」、差止請求や損害賠償請求ができるようになりました(類似の名称も禁止されます)。

 「ケア・カウンセラー」はいうまでもなく、私たち協会の思想・運動の所産であり、固有の財産でもあります。実は10年以上に渡り、私たちは「ケア・カウンセリング研究会」の商標登録を実施しておりました。しかし単に団体名の登録でなく、資格名を登録することには、ケア・カウンセリングのコンセプトを直接社会にアピールする意義があります。今回の商標登録は協会の発展には極めて大きいなメリットといえます。

 実は、本年3月に、協会は特許庁から「ケア・カウンセラー」の拒絶理由通知を受けとっていました。いわくケア・カウンセラーは「一般的呼称」であるから認められないというのです。つまり「ケア」と「カウンセラー」は商標登録が許されない一般名詞であるから、「ケア・カウンセラー」も許可しないという理由でした。しかしこれに敢然と立ち向かい、審査官の8項目の拒絶理由の総てを一つひとつ精緻に反証し、ケア・カウンセラーの独自性を主張されたのが品川代表理事でした!さすが「70年全共闘時代」の面目躍如です。でも審査通知に思わず「男泣き」の品川先生でした!

 さてケア・カウンセラーの権利は確保されましたが、その名称をホンモノにするのは、言うまでもなく協会の私たちです。ケア・カウンセラーの名におごらず、負けず、とどまらず、遅くても確実に歩んで行きたいと思います。

                                            事務局

 

 

このアーカイブについて

このページには、jcca2008年7月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはjcca: 2008年6月です。

次のアーカイブはjcca: 2008年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。